いのちを守る マンションなどの災害対策。

防災FNN いのちを守る」。17日は、マンションなどの集合住宅の災害対策を取材しました。
断水やエレベーターの停止など、地震直後に起きる、さまざまな問題。
そして、それを乗り越えたあとも、日常を取り戻すまでには、マンションならではの課題が残されていました。

0319017


142世帯が暮らす、宮城・仙台市の大規模マンション。
2011年、激しい揺れで貯水槽が壊れ、ライフラインが寸断される危機に直面した。
40万戸以上の建物が、全壊や半壊の被害を受けた東日本大震災
仙台市では「揺れました。うちは5階だったので、すごく揺れました。家具とかも全部倒れちゃって」との声が聞かれた。
仙台など都市部では、マンションなどの集合住宅にも甚大な被害が及び、3年がたった今も、今でも修繕工事が行われている場所がある。

宮城県マンション管理士会の高橋悦子会長は「マンションは所有者がいっぱいいる。(所有者の)意見が合わないと、なかなか工事に進めないので、それが大変です」と話した。

マンションが立ち並ぶ、大都市ならではの災害対策について、当時、住民たちが協力して危機を乗り越えた、あるマンションを取材した。
震災直後に襲った断水。

住民たちは、壊れた貯水槽の中に残った水を、非常階段で各部屋へと運び、生活用水を確保した。
マンションの住人は「非常階段を1つひとつ、のぼりながら」と話した。
助け合い、守った命。
しかし、日常を取り戻そうとする住民の前に、マンションならではの壁が、新たに立ちふさがった。
マンションの住人は「(貯水槽の修繕にかかった金額は?)金額は2,500万円。この(受水槽の)パネルは全て、受注生産なんです」と話した。
およそ150トンの水をためる貯水槽などの修理費だけで、2,500万円。

さらに、通路の壁の一部が崩れ、いたるところに亀裂が入るなど、マンションの共用部分にも、大きな被害が出た。
ここで住民は、さらなる危機に直面した。

マンション全体の修理には、およそ2億5,000万円もの巨額の費用がかかることが判明した。
マンションの住人は「それではちょっと直せないねという話で、臨時総会が紛糾したのですけれど」と話した。
このピンチを救ったのは、震災の2年前に加入していた地震保険だった。
マンションの住人は「(半壊認定で)2億3,100万円は、保険で適用された。

早く工事に着工できて、年内中に終わらすことができた。それはやはり、地震保険のおかげ以外のなにものでもない」と話した。
首都直下地震南海トラフ巨大地震に備え、大きな課題となる、マンションの復旧問題。

東京・江東区のマンションの住人は、「(補修費用は)ちょっと想像つかないですね」、
「共用部分については、マンションの管理組合でやってくれると思うんですけれど」と話した。

専門家は、住民間でのルールづくりが必要だと指摘する。

宮城県マンション管理士会の高橋会長は「建て替えには(住人)5分の4(の合意)が必要ですし、
それだけの合意形成を得るためには、日頃からのコミュニティー形成が重要だと思います」と話した。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00264911.html



strong>※◆マンション管理組合 理事会様の
管理費削減 管理費見直し 管理委託費削減 を 安心サポート


112708

●管理費削減、大規模修繕のコンサルタント
プリンシパル総研⇒⇒http://www.principal-gc.com


112705


●複数の管理会社から無料で一括見積
マンション管理費削減ドットコム⇒http://kanrihi-sakugen.com