住居の階層が寿命に影響、高層は低層よりも長生き―スイス専門家

2013年5月29日、英紙デイリー・メールの報道によると、スイスのベルン大学の専門家はこのほど、マンションなどの4階以上に住んでいる住民約150万人を対象に調査を実施。住居が高ければ高いほど、予測寿命が長いことが分かったという。長寿の秘訣は、高層マンションの高い階に住むことかもしれないというのだ。生命時報が報じた。

住居の環境が健康に大きな影響を及ぼすと考えられているため、同調査で専門家らは、研究対象として「死亡率」を選択した。現在、欧洲の住宅のうち、6分の1が高層ビルと試算されている。うち英国で1960〜70年代に建てられた高層住宅の多くは、貧困地区に位置している。

同研究によると、8階以上の住民と比べて、低い階の住民が肺の疾患が原因で死亡する確率は40%、心臓病が原因で死亡する確率は35%、肺ガンが原因で死亡する確率は22%、それぞれ高かった。その原因として、低い階の住民が直面する大気汚染や騒音が影響を与えると考えられる。

一方、唯一高い階の住民の死亡率を上昇させる要素は、「自殺願望の増加」だ。高い階の住民と比べて、低い階の住民が飛び降り自殺する可能性は60%低いという。また、高い階には健康的なリスクが全くないというわけではなく、花粉症などのアレルギーを患いやすい。

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