東北住宅着工38.3%増 被災家屋の再建底上げ

国土交通省がまとめた2012年度の東北の新設住宅着工戸数は5万5942戸で、前年度比38.3%の大幅アップとなった。増加は3年連続。都市部でのマンション需要の高まりに加え、東日本大震災の被災家屋の再建が進んだことが全体を押し上げた。

 県別の着工件数では、岩手、宮城、福島の被災3県がいずれも50%前後の伸びを示すなど、6県全てで増加した。震災の影響が限定的だった10年度(3万9647戸)と比べても41.1%の増加となった。

 被災3県をみると、福島は年間を通じて800〜1300戸台の高水準で推移。宮城は月別で12年11月の2746戸をピークに、ことし3月はほぼ半分のペースに落ち着いた。岩手も10、11月に900件を超えたが、ことし3月は551件にとどまった。

 項目別では、持ち家が3万239戸で前年度比22.4%増だった。分譲は42.5%増の6171戸。そのうちマンションは58.7%増、一戸建ては36.5%増だった。アパートなど貸家は69.3%増だった。

 住宅金融支援機構東北支店は「被災家屋の再建が進んでいるが、土地利用の計画が定まらない被災地も多い。仮設住宅の住民など潜在的需要は多く、今後も住宅建設の動きは続く」とみている。
 ことし3月の東北の着工戸数は前年同月比32.0%増の4196戸だった。持ち家は19.7%増の2292戸、分譲は26.3%増の566戸だった。

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