13年以降完成予定の超高層マンション、全国で9万6,500戸

(株)不動産経済研究所は8日、超高層マンション市場動向を発表した。

 全国で建設・計画され、2013年以降に完成を予定している20階建て以上の超高層マンションは、273棟・9万6,512戸であることが分かった。12年3月末時点に比べて38棟・1万4,374戸の増加。

 エリア別では、首都圏が189棟・7万1,692戸(前回調査比35棟・1万2,861戸増)で、全国に占めるシェアは74.3%(同2.7%増)。
 近畿圏では50棟・1万7,673戸(同2棟・1,453戸増)で、シェアは18.3%(同1.4%減)。
 その他地区では、広島県が7棟・2,145戸でシェア2.2%、静岡県が6棟・1,296戸でシェア1.3%、愛知県5棟・1,079戸でシェア1.1%などとなった。

 なお12年度に全国で完成した超高層マンションは、68棟・1万6,060戸(首都圏38棟・8,874戸、近畿圏13棟・3,473戸、その他17棟・3,713戸)であった。

 同社では、「11年に東日本大震災が発生し、一部の物件に竣工の遅れなどが生じ前年比マイナスとなったが、12年は再び増加に転じ、復調傾向にある。今後は首都圏・近畿圏を中心としたマンション市況の回復により、新たな超高層大規模開発や複合開発プロジェクトなどが増加基調にあることから、13年には再び2万戸を突破する見込み」と推測している。


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