東急コミュニティー、マンション管理中堅を買収

東急不動産グループのマンション管理大手、東急コミュニティーは30日
、中堅マンション管理会社のユナイテッドコミュニティーズ(東京・品川)を
約360億円で買収すると発表した。
買収により、マンション管理戸数で大京グループを抜き国内1位に躍り出る。
マンション新築販売が伸び悩むなか、管理業務をグループ事業の中核の一つに据える。

 2月28日付でアドバンテッジパートナーズ系ファンドなどが保有する
約15億6千万株を全株取得する。
取得額は一部費用を含め361億6千万円。
自己資金と金融機関の借入金で賄う。

 ユナイテッドコミュニティーズは傘下にコミュニティワン(東京・品川)など
3つの管理会社を抱える。管理戸数は合計で約15万戸。
東急コミュニティーグループの管理戸数は約30万戸で業界3位。
買収で東急コミュニティーグループの管理戸数は約45万戸となり、
現在トップの大京グループと2強を形成する。

 買収により管理収入を取り込むとともに、管理組合や専有住戸向けの
各種サービスを提供し収益源を増やす。
東急コミュニティーは現在、専有住戸の居住者向けに、
水回り設備のトラブル時の緊急駆けつけや家事代行といった
各種生活支援サービスの提供を強化している。
こうしたノウハウを買収先とも共有、サービスの提供先を拡大する。


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