管理組合向けの地震保険を発売 (管理費見直し:管理費削減)

031101


SBI少額短期保険(東京都港区、旧日本震災パートナーズ)
は2013年度に、経常損益、最終損益とも創業以来初の黒字化を目指す。
火災保険などとのセット加入を必要としない唯一の個人向け
地震補償保険「リスタ」の販路を拡充し、
保有契約件数を12年度見込み比18%増の1万3000件に引き上げる。
業務効率化やコスト削減との相乗効果により
最終損益で8800万円強の改善を見込む。

 12年度の収入保険料は約2億8000万円(前年度は1億8700万円)、
経常赤字8400万円(8900万円の赤字)、
最終赤字8800万円(9000万円の赤字)の見通し。
収入保険料が50%増と急拡大するのは、
12年3月にインターネット総合金融グループのSBIグループ入りし、
SBI証券や住信SBIネット銀行などに代理店を委託。
これにより新規顧客を開拓できたためだ。
また、地方の工務店とも提携し地震補償付き住宅や
同リフォームの普及に注力したことも奏功した。

 13年度もSBIグループが抱える顧客にリスタを訴求していくとともに、
拡大が見込めるリフォーム市場で顧客獲得を進める。
また、これまで開拓してこなかった企業を代理店とする職域への販売方式を新たに構築する。
すでに数社と代理店契約を結んだ。
さらに、マンション市場も新規開拓する。
共有部分や設備などの被災を補償する「マンション管理組合特約」を新設。
管理組合が契約者となり、保険金を管理組合が受け取ることを可能とした。

 この特約が付加される場合、1戸当たり最低補償金額は100万円からと、
一般の個人向け販売での300万円より引き下げた。
このため保険料が安くなり、マンションに住む個人を取り込めるとみている。

 新市場開拓によって個人契約を12年比1.5から2倍の1500〜2000件を目指す。

 一方で業務内容を精査し、事務費用の見直しなど無駄なコストを削減するとともに、
代理店の精査・活性化に取り組み、収益を改善する。
13年度の再保険料が交渉段階にあり、最終的な黒字幅は未定だが、
06年の設立以来初の黒字化を目指す。

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http://www.sankeibiz.jp/business/news/130308/bse1303080801001-n1.htm