低層階に窓…空き巣が狙う家の特徴

一年のうちで最も日が短くなるこの季節。早々に薄暗くなると、不穏な胸騒ぎを覚えることはないだろうか。実は筆者、かつて年末に空き巣に入られた経験がある。夜の長いこの時期は、盗人には好機到来なのかもしれない。ひょっとして冬は空き巣が増えるのか…?

警視庁ホームページに掲載されている平成23年「空き巣認知件数」によると、4〜9月の認知件数は平均254件だが、1〜3月&10〜12月の平均は310件。やはり秋冬は空き巣が多いようにみえる。例年、こうした傾向なのだろうか? 警視庁生活安全部生活安全課に聞いたところ…。

「近年では年々空き巣の被害が減少していることに加え、年によってもばらつきが大きいため、空き巣の発生件数と季節に関係があるとは一概にはいえません」

とのこと。秋冬シーズンに空き巣が増えるわけではないようだ。

「ですが、被害に遭いやすい住宅には“傾向”があります。最も入られやすいのは低層のアパートなどで、次いで『一戸建て住宅』『4階建て以上の中高層住宅』と続きます。低層アパートへの侵入手口は、施錠していないドアや窓からの侵入が50%以上と多いんですよ」

冬は窓の開け閉めをあまりしないため、施錠していないことを忘れてしまうケースもある。同課によると「季節を問わず、外出時に窓のカギを締めていない人は意外に多い」そうで、出かけるときは、しっかり戸締りすることが防犯の第一歩だとか。さらに…。

「最近では、防犯設備士などの専門家お墨付きの、防犯優良マンションがあります。ピッキングされにくいドアや割れにくい窓ガラスなど、防犯に特化した設備を備えた住宅のことです」

通常の物件より値段は高めだが、物件探しの際に検討する価値はあるかもしれない。ともあれ、被害に遭わないために、まずは施錠から始めよう。
(河島マリオ/GRINGO&Co)
R25編集部)

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