管理組合や自治会の横領 ―自分の大切な財産を守るには―
マンションや自治会などでは積立金や会費の徴収があります。
しかし、企業と同じで、管理が不十分であると横領が起こりやすくなります。
通帳と印鑑を預かり独断で出金していることがあります。
また、横領の疑いがあっても放置し続け、取り返しのつかない事態になることがあります。
そのため、通帳と印鑑を別人が管理し、出金の前に複数人の目が届く仕組みが最低限必要です。
これは盗難の際の出金を防ぐことにもつながります。さらに発見が遅れないためにも毎月の監査が望まれます。
他にも、通帳や印鑑を預かりたがるなどの行動にも注意する必要があります。
会議や監査の形骸化は横領を誘発します。
役員だけでなく全員が当事者意識をもち、事件の発生を予防してゆくことが求められます。
このことは、自分の大切な財産を守るだけでなく、気持ちよく暮らすための秘訣でもあります。
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