分譲マンション、東京の年収倍率9.84倍

東京カンテイは7月30日、2012年の分譲マンション価格が一般サラリーマンの年収で何倍かを算出したところ、全国平均は新築で6.53倍、中古(築10年)で4.56倍とともに前年に比べて拡大したと発表した。マンションは購入しづらくなっている。最も年収倍率が高いのは東京都の新築9.84倍だった。

 同社の井出武・主任研究員は、「住宅価格の上昇も要因だが、それ以上に年収が下がっているのか大きい。一部の高額物件は動き始めているが、一般勤労者にはアベノミクスの実感が必要だろう」と指摘する。平均年収は4.6%減の417万円と3年連続で減少している。

 中古マンションの全国平均は、所得が伸び悩む中で倍率が拡大したが、4倍台半ばと新築に比べて約2年分購入しやすい状況が続いている。ただ、首都圏は、6.12倍と集計開始から初めて6倍台を突破し、東京都では7.24倍とミニバブル以前よりも高い7倍台で推移している。


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