間違いだらけのマンション修繕 業者にだまされないために情報武装しよう!

日本全国で600万戸、1400万人が暮らす分譲マンション。特に都市部での需要は旺盛で、東京都心3区での分譲マンション居住比率は実に5割を超える。

マンションが一般的な住まいになるにつれ、「経年劣化」という課題がクローズアップされてきた。現在、約600万戸のうち100万戸超は築30年以上の高齢マンションとなっている。今後はさらに増える。10年後には全体の3分の1を占める見通しである。

住まいの資産価値を守り、気持ちよく住み続けるためには、適切なタイミングでの大規模修繕工事をすることが欠かせない。照明の球切れ、ちょっとしたさびの塗り直しといった日常の補修工事とは別に、時間の経過とともに劣化する部分をまとめて直すのが大規模修繕工事だ。

一方、マンション修繕という大きなイベントは、一生のうちにそう何度も体験できるものでもない。うっかり業者にだまされないように、情報武装しておいて損はない。

修繕工事の対象となるのは主に仕上げ部分

マンションの構造は大きく分けて、躯体(コンクリートや鉄筋)、仕上げ(クロス、ペンキ)、設備(電機、給排水、空調など)の3つからなる。修繕工事の対象となるのは、主に2つめの仕上げ部分。具体的には、酸化や紫外線、風雨、ほこりなどで痛んだ外壁塗装を塗り直したり、日光や風雨にさらされて劣化した屋上の防水をやり直したり、非常階段や雨樋(どい)といった鉄部を塗り直したりする。こうした作業を行うためにマンションの全面に足場を組んで囲う仮設工事も欠かせない。

15年くらい前までは、築10年目に初回、20年目に2回目、と10年ごとに大規模修繕工事を行うのが一般的だったが、今は初回が12〜13年目となる場合が多い。建材や工法が進化した分、建物の劣化が緩やかになったのかもしれないが、以前の間隔が短すぎたのではないかという疑問も残る。

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