「億ション」ブーム再び

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「5年間探してきたが、今決めた」。東京都港区南青山のモデルルーム。同区内で賃貸住宅暮らしの男性会社員(46)は、1億円を超えるマンション契約を済ませ、家族と喜んだ。男性は「最終的には立地場所が決め手。今ならローン金利も低い」と決断した。

 この「ザ・パークハウスグラン南青山高樹町」は、3LDKを基本に全室とも100平方メートル以上のゆとり設計。価格帯は1億円超〜3億5千万円で、まさに“億ション”。ただ、三菱地所レジデンスによれば、2月の販売開始以来、約2カ月で第1期分(46戸)の9割が成約の見通しという。

 同社の塩野光男・青山ギャラリー所長は「現場感覚では、年明け以降の動きが早い」と、市況の急回復ぶりに目を見張る。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」で、長期的には経済成長に伴う物価上昇が予想されており、低金利のうちに住宅を買おうという消費者心理が販売を牽引(けんいん)する。

 不動産経済研究所によると、今年3月の首都圏のマンション平均価格は、前年同月比3%増の4807万円で、2カ月ぶりに上昇に転じた。政府・日銀が掲げる「脱・デフレ」の一翼をマンション市場が担う。

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