『今、買うならこれだ!(得)マンション』

株式会社ダイヤモンド社より毎週月曜日に発売されている、経済・金融・企業情報をタイムリーに伝えるビジネス誌、『週刊ダイヤモンド』。
4月15日に発売される4/20号の特集は『今、買うならこれだ!(得)マンション』より抜粋。

■過熱する土地取得競争
■先行きに漂う不透明感

バブルがはじけて以降、販売戸数、価格共に低迷、借金して土地を仕入れた中小デベロッパーはバタバタと倒産した。

 リーマンショックに襲われたこともあるが、購入層の給料が上がる要素さえない中で、土地の取得競争を繰り広げ、マンション価格をつり上げていったツケが回ったのだ。にもかかわらず、デベロッパーはまたぞろ土地の取得合戦を激化させようとしている。マンションブームというバスに乗り遅れてはならないとばかりに、土地の上昇スピードに給料が追い付いていかず、「販売価格に転嫁できないかもしれない」といったリスクには目を背けながら。

 おまけに、半年前あたりから、「資材や人件費が急騰してきたことも懸念材料」(木村俊久・大京執行役員事業統括部長)で、再び消耗戦に突入する可能性もある。確かに、金利の動向などを正確に予想することはできないながらも、販売価格や住宅ローン金利などが現状より悪化することはなさそうで、今買っても損はしない局面ではある。だが、本当に今、買うのが得策なのか。「人気のあるエリアだから」「モデルルームを見て気に入ったから」などの理由で、物件を選んでないだろうか。子どもができたり、成長して部屋が狭くなったといったライフスタイルの変化によって、10年程度でマンションを買い換えるケースが多い。いざ、売却しようとした際、ローンの残高と比べて売却価格が安ければ、おのずと負担は増える。

 そうした意味で、マンション選びにおけるポイントは、立地や物件のスペックもさることながら、資産価値を見極めることが重要といえる。マンションを取り巻く経済環境を押さえつつ、冷静な選択眼を養い、後悔しないマンション選びを行ってほしい。

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