大震災 その時マンションは?被災住民川崎で体験談(管理費見直し:管理費削減)

東日本大震災で被災した仙台市のマンション住民で
NPO法人東北マンション管理組合連合会常務理事の紺野智博さんが二十四日、
川崎市中原区の中原市民館で体験談を報告した。

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武蔵小杉駅周辺を中心に高層マンションが増えているため同区が主催。
マンション住民ら約百人が聞き入った。

 紺野さんの住むマンションは築約二十五年の十一〜十五階建て(三棟連結)。
震災では受水槽が破裂し、壁の破断など被害が出た。
電気、ガス、水道のライフラインも途絶えたという。

 地震発生から五分後には自主防災会で集まり、居住者の安否確認や危険箇所の確認を始めた。
指定避難所の小学校がいっぱいだったため、マンションのロビーや集会室などに自主避難所を開設した。
 安否確認には居住者名簿が役立ったとし、
「名簿づくりに批判的な人もいるが、人付き合いが嫌でも、
いろいろと世の中に世話になっていることに目覚めてほしい」と語った。
 
また、マンション内で町内会を組織して地域の連合町内会に加入しておくことも勧めた。
実践していた紺野さんらの場合、自主避難所のため支援物資が届かなかったところ、

連合町内会の役員からバナナや牛乳などを提供してもらえたという。
「マンションによっては町内会にそっぽを向くケースもあるが、
(関係をつくらないために)限られた支援物資をもらえないとなれば、
各個人を直撃する」と強調した。

 このほか、「家具の転倒防止にはL字形金具が丈夫だった」ことや、
マンションで常備していたプロパンガスボンベが炊き出しに役立ったことなども紹介した。 


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