40%のマンションで表札なし

犯罪への不安 40%のマンションで表札なし


犯罪に巻き込まれることなどを恐れて、
玄関に表札を出していない部屋が全体の半数程度か、
それ以上あるというマンションが40%近くに上っているという
調査結果がまとまりました。

この調査は、マンションの管理組合などでつくる研究会が、
今年7月から10月にかけて行い、
全国のおよそ600のマンションについて調べました。

それによりますと、玄関に表札を出していない部屋が
「半数程度」というマンションが13%、
「3分の2程度」が9%、「ほとんど出していない」が15%で、
「表札を出していない部屋が半数程度かそれ以上ある」
というマンションは全体の40%近くになりました。

表札を出していない理由を聞いたところ、
「犯罪などに利用されるのが不安」が35%と最も多く、
次いで「周りの人が出していない」が19%、
「面倒で何となく」が18%などとなっています。

同じように、
郵便受けについても名前を表示していない部屋が半数程度か、
それ以上あるというマンションが30%以上あり、
理由のトップは「犯罪への不安」でした。

一方、表札を出していないことで「荷物や郵便の誤配が多い」、
「誰が住んでいるのか分からず不安」、
「届け物やあいさつに行きづらい」
といった課題があることも分かりました。

調査にあたったマンション管理士の廣田信子さんは「不安な気持ちも分かり、
表札を出すことを強制できないので難しい問題だと思います。

ただ、マンションの住民どうしが交流する機会を作っていけば、
表札も出しやすくなるし、表札を出すことで
コミュニティも築きやすくなると思います」と話していました。



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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121217/k10014252721000.html