NHK

震災影響か 地盤沈下の面積過去最大に


昨年度、全国各地で2センチ以上地盤沈下した面積はおよそ6000平方キロメートルに上り、
観測史上最も広がっていることが分かりました。

環境省東日本大震災の影響とみて、引き続き調査を続けたいとしています。

地下水の採取などを行っている全国の自治体では、定期的に地盤沈下の状況を調査していて、
環境省は各地の昨年度の調査結果をとりまとめました。

それによりますと調査結果を公表した20道県の30地域のうち、
建物への影響に注意が必要だとされる2センチ以上の地盤沈下が観測されたのは、
10県の14地域に上っていました。

これらの地域で地盤沈下した面積は、合わせて5919.5平方キロメートルで、
前の年度に比べて1076倍に広がっていることが分かりました。

これは昭和53年度に観測を始めて以来、最も大きいということです。

環境省によりますと最も大きく沈下していたのは、宮城県気仙沼市で73.8センチ、
次いで千葉県市川市で30.9センチ、茨城県つくば市で15.2センチと、
7つの地域で10センチ以上沈下し、東北と関東地方に集中していました。

環境省では「地震の影響が相当大きいと考えられ、
建物の損壊や浸水がさらに広がる可能性もあり、今後も調査を続けていく」と話しています。



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